村社 大杉神社
Contents
概 要
社 号 大杉神社
読み おおすぎじんじゃ
所在地 兵庫県美方郡新温泉町久斗山1279-2
御祭神 主祭神
配祀神
(大己貴命)
雷大臣命 『国司文書 但馬故事記』
御神紋
例祭日 10月1日
社格等
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳 (天平19年(747)『国司文書 但馬故事記』)
本殿様式
境内摂末社(祭神)
文化財
大杉神社の大ヒノキ 県指定文化財・天然記念物
所在地 | 兵庫県美方郡新温泉町久斗山「大杉神社」 |
---|---|
幹周り | 6.2m |
樹高 | 40m |
樹齢 | 推定700年 |
兵庫県内では最大幹周の桧の巨木で、全国ランクでもベスト10入りするレベル
(本殿裏にある。写真を忘れていた)
一口メモ
熊谷から久斗山へ善住寺の前を通り、車一台が通れる幅員の県道549号線を東にくねくねと登ると下る。約3.3km。久斗山は大阪で働いていたとき、会社に同じ但馬の旧浜坂町久斗山出身の方がおられた。どんなとこだろうと思っていたが、初めて踏み入れることになる。集落の久斗山は、標高670mの久斗山の南麓の谷あいにある。江戸時代までは二方郡久斗郷だが、直線距離で同じ久斗郷だった下の境まで約1km、境から藤尾まで約3.7kmで最奥部にある。神社は旧久斗山小学校のすぐ裏手にある。神社めぐりの目的だが、神社は村の中心部にあり、そこには小学校がある。当時の校区は知らないが、久斗山区だけの小学校としては大きな校舎。2003年浜坂東小学校統合により廃校。新温泉町の村社をめぐると、廃校になった小学校の大きな建物がどうしても目に入る。2010年統合により熊谷小学校、海上の奥八田小学校海上分校も1999年廃校になった。道路整備で時間は短縮され、少子高齢化は仕方がないのだろうが、村の神社の維持はどうなるのだろう。
歴史・由緒等
創立年月不詳
文政8年(1825)本殿を再建し、明治6年(1873)10月村社に列せらる。「兵庫県神社庁」
『国司文書別記 但馬郷名記抄』
久斗には久斗山あり。この故に名づく。
布留尾・日置部・常立村・真澄村・瀧田村・宇都野
『太田文』久斗郷
今の村数7
瀧田・久谷・正法庵・邊地・境・濱坂・福島
※瀧田は今は対田、福島は福富だろうが、久斗山に該当する村が見当たらない。
ところが『国司文書 但馬故事記』美含郡に久斗山が出てくる。
天平19年(747)夏6月 久斗首義氏は、久斗山を開き、大山祇神およびその祖、雷大臣命を久斗山に祀り、これを大杉神社と申しまつる。
久斗山は二方郡・美含郡の郡境。香住区小原の岸田川支流から久斗山・安泰寺があり、久斗川を下るルートだろうか?
『太田文』美含郡長井郷に久斗山がある。
境内・社叢
鳥居 参道
境内 手水鉢
本殿覆屋 本殿
本殿左境内社 本殿右境内社
境内社 稲荷神社
地名・地誌
久斗山村
美含郡長井郷
風土記いわく、食材多し。修竹・奇石・山薬等を出す。今はこの村を分けて久斗庄と云う。
少なくとも鎌倉後期までは美含郡。
1912年(大正元年)10月1日 – 城崎郡長井村の一部(大字久斗山村)を大庭村へ編入。
44世帯156人が居住。(平成22年国勢調査より)
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